眼科検査せず通販カラコンを使う
このページは当サイトのなかで特に重要です。
ここを読むだけでもコンタクトレンズを安全に使う最低限の知識は確保できます。
■ 品質の悪いカラコンがある危険性
以前、おしゃれ用の度なしカラーコンタクトレンズ、すなわちカラコンは、つけまつ毛と同じ雑貨として扱われ、粗悪な品質のものが雑貨店で売られていました。
このため、カラコンを着けた若い女性に視力低下に至る重大な眼障害が多発し社会問題となりました。
平成21年の法律改正によって、カラコンも視力補正用の一般コンタクトレンズと同じ高度管理医療機器に指定されました。
これにより、カラコンの製造、販売には承認あるいは許可が必要になりました。
現在、国内で売られているカラコンの品質は以前と比べ改善しつつあります。
しかし、ネット通販のいくつかでは、粗悪なカラコンを購入する危険性があります。また、個人輸入の代行をする海外通販を利用する場合、日本の法律の及ばない外国製品を自己責任で購入することになります。→ 厚生労働省ホームページ参照
通販を利用する際はこの点に十分な注意が必要です。
カラコンの品質を自分で判断できない場合は、実績あるメーカーで品質がよく知られている国内正規品を使うことをお勧めします。→ 眼科で買えるカラコン通販特集ページ参照
■ カラコンが医療機器であると知らないまま使う若者
コンタクトレンズ使用による目の障害の多くは、レンズの低い品質よりも、不適切な使い方によって起こっています。
特に、初めてコンタクトレンズを使う人が通販でカラコンを購入した場合、トラブルが起こる可能性が高くなります。
これはカラコンが医療機器であると知らないか、ほとんど認識なく使うことになるからです。
まず、コンタクトレンズの清潔な扱い方を知りません。
お茶でレンズを洗ったとか、友達と同じレンズを使い回したとか信じられない実話があります。
また、汚れたレンズを長時間つけっぱなしの人もいます。
医療機器の認識がないため、眼科で定期検査は受けることはまずありません。
したがって、目に障害が起こる可能性が高くなるのです。
■ 異常が生じても眼科を受診しない
そして目の異常に気づいても、カラコンを使い続け放置すると最悪の結果になります。
カラコン眼障害で多い細菌感染症は進行が早く、数日で角膜の深い層まで進みます。
角膜の透明性は失われ、白い膿がたまる角膜潰瘍になります。
そうなると、物はほとんど見えなくなります。
眼科を受診しても、もはや視力は元に戻らないこともあります。
このような事態に至る背景には、
1)コンタクトレンズ眼障害の重大さを知らない
2)眼科受診せず通販カラコンを使っているので受診をためらう心理
があると思われます。
コンタクトレンズを使っていて何か異常を感じたらすぐに眼科を受診してください。
■ まとめ
ネット通販では粗悪なカラコンを購入する可能性があります。
通販で購入するコンタクトレンズの品質は自分で確認する必要があります。
カラコンを買う場合は必ず眼科を受診し、指示に従って使用しましょう。
そうしないと失明をふくむ重大な眼障害を招く危険があります。
■ 自分のコンタクトレンズを通販で検索
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