レーシック手術を受けた方がいいですか?
コンタクトレンズ検査の診察中に、患者さんから「近視を治すレーシック手術を受けようと考えているのですが、どうでしょうか?」と質問されることがよくあります。
レーシック手術を受けるか否かは個人の考え方によるところが大きく、正しい答えはありません。しかし、手術を受けるときに知っておくべきポイントがいくつかありますので説明します。
■ 安全な手術だが後遺症はあり得る
現在、レーシックの後遺症について集団訴訟が起きています。レーシックは安全な手術ですが、後遺症がないわけではありません。

レーシック手術
多くの人がレーシック手術を受けて、メガネなしの健康な生活を手に入れています。その中には一流スポーツ選手など有名人も数多くいます。一般に手術としてレーシックは安全なものです。
ただし、レーシック術後に見え方が悪くなったり、ドライアイが出ることは十分あり得ます。手術を受ける前に、どのような後遺症の可能性があるかを十分聞いて納得できることが大切です。
レーシック手術の歴史は浅く、未知の点があることも押さえておく必要があります。特に60歳を越えた老後に、レーシック手術で強度を落とした角膜がどのような病気を起こしやすくなるかについては今後明らかになっていくはずです。
受けなければ死が待つ癌の手術と異なり、レーシック手術は健康な目にメスを入れます。当然、患者側の要求レベルは高くなりがちです。一度削った角膜は二度と元に戻せないことの意味を正しく理解しておく必要があります。
■ 自分にとって本当に必要な手術か?
レーシックは、20歳から40歳まで近視メガネをかけずに外でアクティブに活動したい人に適しています。ただし40歳を越えると老視が始まり近くが見にくくなります。すぐに老眼鏡が本を読むとき必要になることを理解しておくべきです。
眼科医師からみた、人間にとって最良の眼は弱い近視のある眼といわれています。メガネを必要としない正視より、メガネを必要とする弱近視がどうして良いのでしょうか?
それは弱い近視があれば50歳を越えてもメガネなしで本が読めて大変便利だからです。メガネなしで遠くが見える正視より、メガネなしで近くが見える弱い近視のほうが日常生活には役立つのです。
レーシック手術によって近視を正視に戻すと、この近くをメガネなしで見える大切な能力が失われてしまいます。
また、人間の視力は年齢とともに低下していきます。80歳を過ぎれば視力0.1があれば最低限はやれるといわれるようになってきます。
あなたの一生の中で、レーシックがどの時期に、どれくらいの利益をもたらしてくれるか正しく評価して手術を受けられることをお勧めします。
レーシック手術を受けられる医療機関へ外部リンク
レーシック手術を検討される場合は、以下の画像リンクまたは赤矢印先をクリックして各クリニックの公式サイトへ入り、無料の適応検査を申し込んでください。
その検査で内容、料金、後遺症可能性について質問を遠慮なく行っていただき、納得してから手術を申し込まれることをお勧めします。
リンク | ジム名 | 場所・営業時間・料金 | |
.1. | ![]() |
品川近視クリニック |
全国5院(東京、大阪、名古屋、福岡、北海道) . レーシック料金:8万6千円~32万4千円。 . ➜ 品川近視クリニック |
.2. | ![]() |
神戸神奈川アイクリニック |
全国3院(東京、大阪、福岡) . レーシック料金:15万円~37万円。 . ➜ 【公式】神戸神奈川アイクリニック |
.3. | ![]() |
新宿近視クリニック |
東京1院 . レーシック料金:9万4千円~39万8千円。 . ➜ 新宿近視クリニック |